こんにちわ。

12月も中旬に入りました。

それにしても、沖縄県は連日の25度以上の気温になっており冬というのを

全然感じさせない季節になっており

過ごしやすい日々が続いております。

私的には、年中このくらいの気温が続いてほしいと思っている今日この頃です。

年末が近づいており、

来週にはクリスマスがあり、忘年会などもある所もあると思いますが

会社員として働く我々にとっては年末になると

必ず行う「アレ(A,R,E)」がありますよね。

アレですよ、アレ。

ね・・

ねんま・

そうです、年末調整です。

会社員にとっては冬の風物詩とも言えます。

例年行事のため、年末調整というのがどういう概要かを

ご存じの方もいると思いますが

なぜ行っているか分からない方も一定数は必ずいますので

今回、少しでも分かりやすく簡単に案内したいと思います。

年末調整というのは、今年に収める税金を年末に計算し、

精算する手続きのことをいいます。

会社員が納付する所得税というのは、

毎月の給与を支給するたびにそこから控除(源泉徴収)されています。

その際に生命保険料や地震保険料等の所得控除、

住宅借入金の特別控除(住宅ローンを利用している方)等の

理由により毎月の給与から引かれる控除額の合計と

本来の年税額が一致しないケースが多く

1月から12月までの1年分の収入が決まった時点で、

正確な所得税額を計算し、過不足を精算するために年末に調整を行うという事で

年末調整と言われています。

年末調整は、源泉徴収義務者である会社に実施が義務付けられており、

年末調整を行った後は

税務署や社員が居住する市区町村に内容を報告することが必要になります。

年末調整の事を簡単に案内しましたが、その中で源泉徴収という

言葉が何度か出てきましたので

そちらも説明致します。

日本では会社員が会社から給与を頂く際に、給与を支給する会社が給与から所得税を

徴収して国に納付をおこなっています。

そのことを「源泉徴収」と言い、その制度を源泉徴収制度と言います。

源泉徴収制度はさかのぼること数十年の昭和15年の税制改正で

納税の簡易化、納税者の捕捉を目的に導入されております。

その後、戦後の税制改革で全国民が確定申告をする負担軽減の為に

年末調整が採用されたそうです。

課税対象者の方がすべて確定申告を行うと、税務署の事務作業が追い付かず、

申告忘れなどが発生する恐れがあることから、

会社が年末調整により正しい年税額の計算を行い、その内容を税務署へ報告するようになった経緯があるそうです。

一般的に会社から給与を所得されている方は、勤務先で年末調整を行う事で

その年の納税というのが完了するので、確定申告は不要になります。
※確定申告に関しては2023年3月10日のブログに書いていますのでそちらもチェックしてください!!

但し、会社員でも年末調整の対象とはならずに確定申告が必要な場合がある方は

下記の通りです。

・1年間の給与収入の合計金額が2,000万円以上の人。

・2カ所以上からの給与の支払いを受けている人で、他の給与の支払者に扶養控除等の申告書を提出している人

・年の途中で退職した人。(年末調整の対象とならない事由に該当する場合)

・非居住者

・日雇い労働者

今回は年末調整とついでに源泉徴収について案内致しました。

会社員の方は恐らく大半の方は今年の年末調整の書類を記入を終えているかと

おもいますが

まだの方は早めに出してくださいね。

早めに出すことで経理の方に係る負担を少しでも和らげることが出来ると思います。

今年はプロ野球で阪神タイガースがリーグ優勝、日本一になり

阪神の岡田監督が生み出した冗談のような言葉の「アレ(A.R.E)」が

流行語大賞の年間大賞になりました。

阪神は38年ぶりの優勝だったので岡田監督が世間に与えたインパクトが

大きかったのだと思います。

会社や会社員にとって12月の「アレ(A.R.E)」は

例年行事の年末調整だと思いますので

密かに使っていきたいと思います。

ちなみに私も本日で「アレ(A.R.E)」の入力と添付書類を提出いたしました。

今回は以上になります。

上原