Sky Okinawaブログ担当 上原です。
沖縄県も9月に入りまして朝、夕と涼しく感じられる季節になってきました。
日中は太陽の日差しで肌が痛いくらい暑いのですが、秋の訪れの予感を感じさせます。
今回はM&Aについて投稿したいと思います。
M&Aというのは
「Mergers(合併)and Acquisitions(買収)」
読み方 マージャーズ アンド アクイジションズ
の略です。
M&Aの意味は企業の合併・買収のことで2つ以上の会社がひとつになったり(合併)
ある会社がほかの会社を買ったりすること(買収)を意味します。
つまり、企業や事業の全部または一部の移転を伴う取引を指しており、他の会社の取得、経営権の取得を意味しています。
以前まではM&Aと聞くと、外資系の企業が会社を乗っ取るというイメージが強くありましたが
近年は企業の戦略手段の一つとしてM&Aを行うという企業も増えてきています。
企業を買うという事は企業を売る側も当然いる訳なので、企業をなぜ買うのか、なぜ売るのかという
目的をいくつか紹介致します。
譲渡企業(売り手)の目的として
①事業承継などの後継者不在の解決
後継者不在の問題が起こる背景としまして、少子高齢化や経営を継ぐ人材がいないことが背景に挙げられます。
その問題に悩む企業が増加している状況がありますので、第三者に会社や事業を引き継いでもらうというのを目的として
M&Aが活用されています。
②培ってきた技術、ノウハウや従業員の承継
後継者不在の問題から会社を畳んでしまうという事になった場合、従業員の雇用が失われます。
M&Aを行う事により譲受企業(買い手)は従業員を含めて会社を譲受する事も検討する為、雇用が継続できるケースが多くあります。
その従業員の雇用も引き継ぐことにより今まで培ってきた技術やノウハウを生かすこともメリットになります。
③事業整理
M&Aでは会社の一部の事業だけを譲渡することも可能です。
色々な事業を展開している企業は、業績が伸び悩んでいる事業や利益が出にくい事業を売却することで
利益の出る自社の事業に集中することが出来るようになるため、事業だけの譲渡の手法としてもM&Aが活用されています。
続いて譲受企業(買い手)の目的として
①新しい事業への参入
新しい事業への参入を検討している企業にとって、一から事業を立ち上げるよりもM&Aを行い
会社や事業を譲り受けた方が低リスク・低コストで参入を見込むことが可能です。
譲渡企業(売り手)の技術やノウハウ等を活かすことにより事業を軌道に乗せる時間も早くすることが期待されます。
②自社の強化
M&Aを活用し、自社の事業とシナジー効果を見込める事業を譲り受けることで自社の既存事業の強化に繋がります。
足りない技術、人材、顧客などを得ることが可能になりますので成長戦略の一つとして考えられるケースがあります。
③スケールメリット
M&Aを活用し、従業員や資産を譲り受けることにより、会社のスケールアップを図ることが出来ます。
スケールアップすることにより認知度、ブランド力が向上され事業の拡大、発展が見込まれます。
今回はM&Aについて、言葉の意味と目的について投稿させて頂きました。
M&Aと聞くとどうしても悪いイメージというか、良いイメージがないので今回このブログを通して
少しでもそのイメージを変えれたらいいなと思います。
私たちが住んでいる沖縄県も後継者不足の問題が浮き彫りになっており、
後継者不在率が約7割と全国でもトップレベルの数字になっています。
この問題に取り組み行動を起こさないと、沖縄県の経済は発展せず停滞する可能性があります。
その問題を解決させるために私達Sky OkinawaはM&Aプラットフォームを
10月にリリース致します。
そこでこの問題に一石を投じ、沖縄県内の企業同士がスムーズに安心してM&Aを行い
譲渡企業(買い手)、譲受企業(売り手)の双方にM&Aプラットフォーム(結プラットフォーム)を利用してよかった、
M&Aを行ってよかったと言えるようなサービスを準備中でございますのでご期待下さい。