Sky Okinawa上原です。
今週のブログも上原が投稿いたします。
よろしくお願いいたします。
M&Aについてブログも⑤までやってみたのですが、
まだまだ世間にはM&A、事業承継という言葉は浸透、認識されていないんだなと実感しました。
今週、私が健康診断を受診した際に偶然に数名の知り合いに会う機会がありました。
その時に私たちSky Okinawaが現在行っている事業を説明したのですが、
M&Aてというワードを出すと「M&Aてなんね?」 「M&Aてあのチョコのやつでしょ」
という反応を8割の確率でされます。
ちなみにあのチョコのやつというのはM&Mです。
私はM&Mのチョコを最近見ないのですが、皆さんの記憶には根強く残っているみたいです。
M&Aがあたりまえの時代になりつつある現代なので、みなさんに少しでも認識してもらえるように
SNSなどで今後も発信していきたいと思います。
なので、今回も引き続きM&Aに関する投稿をさせて頂きます。
今回は実際に沖縄県で行われたM&Aの事例をいくつか紹介いたします。
事例①
2016年4月に株式会社アーバンスペースを株式会社国際ビル産業が買収。
買収方法は「株式譲渡」になります。
アーバンスペースという会社は県内で立体駐車場を施工管理する会社で
事業も安定した収益をあげていた会社でした。
しかし、創業者は60歳を超えており、後継者が親族にもいなかったため
会社の事業承継について悩んでいました。
一方、国際ビル産業は県内では大手のビルメンテナンス業の会社で
国際ビル産業が所有する物件は駐車場を併設しているものが多いため、
アーバンスペースの施工管理技術を使えるようになれば
シナジー効果が見込めるのでないかという判断になり
アーバンスペースとの事業承継に至りました。
事例②
2020年7月にデイゴホテルを南西観光が買収。
買収方法は「事業譲渡」になります。
デイゴホテルは沖縄市中央に1966年に創業され米軍関係者向けに開業し、
日本復帰後は観光客などを多く受け入れ人気を集めたホテルです。
ただ創業者も後継者不足で悩んでおり沖縄県の事業引継ぎ支援センターに相談を行いました。
南西観光は那覇市牧志にある観光ホテルを営んでおり、
今後の事業展開を考えておりM&Aに挑戦したい気持ちが強くあったそうです。
デイゴホテルの条件としては、「従業員全員の雇用継続」「商号の継続」
を事業譲渡の条件としてあげ、双方の経営理念も近いものがあり
事業承継に至りました。
事例③
2023年9月に予備校のメセナを日経教育グループが買収。
こちらの事例に関しては買収方法は調査しても分からなかったので経緯だけの紹介をいたします。
1991年創立の予備校のメセナは教員採用試験や
看護・リハビリ等の専門学校の受験者を対象にした予備校を運営していました。
以前までは中高生の予備校も運営していましたが、少子化を背景に教員採用試験と看護に学科を絞りました。
更に近年は教員試験の受験者が減少傾向にあるため、事業承継を琉球銀行に相談していました。
日経教育グループは公務員、簿記、税理士などの
資格試験や高校生を中心にした難関大学受験などの幅広い分野での専門学校、予備校を運営。
日経教育グループはこれまでなかった学科の教員や看護を取り入れることで教員の幅を拡大したい目的もあり
M&Aを経てメセナの事業を引き継ぎました。
双方の代表は教育に打ち込む理念やノウハウは融合ができると判断し、シナジー効果を期待しているとのことです。
今回は実際に沖縄県で行われていたM&Aの一部を紹介させていただきました。
沖縄県でも以前からM&Aというのが行われており、
後継者不足や事業展開の目的で様々な業種で行われています。
後継者不足というのは以前から深刻な問題で現在も続いております。
この後継者不足の問題を少しでも緩和できたら、沖縄県の経済はまだまだ発展できると
私たちSky Okinawaスタッフ一同は感じています。
その為に、「M&Aマッチングサイト」のプラットフォーム、略して
「ゆいぷら」を開発いたしました。
この「ゆいぷら」を通じて後継者不足の問題を解決、緩和できる日が来るのを
私たちは望んでおり、その為には沖縄県の事業者の方々にも知ってもらわないといけません。
「ゆいぷら」のリリースは11月にずれ込みますが、
丁度、沖縄県の「事業承継啓発月間」と重なりますので良いタイミングだと前向きにとらえています。
「事業承継のことなら結プラットフォーム」・「ゆいぷら」のキャッチコピーで展開していきますので
よろしくお願いいたします。